遺伝子治療で色覚異常を治す
Gene therapy for red–green colour blindness in adult primates
Katherine Mancuso, William W. Hauswirth, Qiuhong Li, Thomas B. Connor, James A. Kuchenbecker, Matthew C. Mauck, Jay Neitz & Maureen Neitz
Nature Advance online publication 16 September 2009
すごくインパクトのある論文だと思う。先天的に錐体視物質が一種類欠損していて色覚異常が見られるリスザルを、遺伝子導入で治療したという話。具体的にはウイルスベクターを用いて遺伝子を導入することで、欠損している錐体視物質を発現させようと試みた。それも成体になってから。そうすると遺伝子導入から20週を過ぎたあたりから通常の色覚を回復(獲得?)したかのようにふるまいだしたと。
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