2012年4月25日水曜日

強迫性障害克服体験記〜強迫性障害は治ります〜


 強迫性障害だった頃は、

「母に気違いと言われ続けた事」
「日常生活さえ まともに送れなかった事」
「周りと比較し あまりにもみじめ過ぎる生活」
「やりたくもないのに、おかしい事をやり続けなければならならい毎日」

等々

辛い事ばかりで 何が一番辛かったかなんて 言う事が出来ないのですが、

私には ずっと頭の中に残っていて、一番では?と思えるほど 辛かった出来事があるんです。

子どもの頃からエリートである事、何事に関しても、完璧である事が求め続けられていて、当然こんな状態の自分が、母に受け入れられるとは思えませんでした。

だから、日常生活がまともに送れなくなってからも 数年両親に 自分が強迫性障害である事を打ち明けられず、ひたすら症状を隠し毎日を過ごしていました。

(昼間ずっと我慢し深夜に洗ったり、汚くても普通に洗うのみで暮らしていました)←隠せるような状態ではなかったのですが、それでも� �して生活していました。

それで、なんとか母に知られずに 自分一人で治そうとしたけど、どうにもならず(数年して)打ち明ける事になったのですが・・・・

いえ、打ち明けたのではなく、そんな事が 出来るわけがなかったので、、大学の先生に相談し、代わりに両親に言っていただいたのです。

 そうなんですよね。

 物心ついてからずっと、毎日の自分の人生は、何もかも上手くいっていて、人の先頭を常に走っている話しか 母に言えない生活(=受け入れてもらえない生活)だったんです。
でも、何もかも上手くいっているなんて あり得ないですよね?。


housewiveかゆみ

だから当然 どんなに辛くても、それをひた隠しにし いつも笑顔で生活するしかない生活だったんです。

気持ちの前面では、両親に話すのは恥ずかしい・・・そんな思いが常にあったので、
病気の話さえも 自分の両親に打ち明けられないなんて、自分は「いい格好しいだからいけないんだ・・・おかしいんだ」と 自分で自分を責めていたんですよ。

でもよくよく考えれば、そんな環境がずっとあり、話せない方が正常だったんですよね。

だってどんなに涙ながらに訴えても 聴いては、もらえないし、かえってくるのは、罵声や嘲笑や´けなし´だけなのですから。。。

いい格好しいではなく、普通だったんですよね。

私は 特に「母に対して恥ずかしい」 という思いを マイナスな事があると 常に抱いていたと思うのですが、今考えると

「恥ずかしい」=「嘲笑、罵声 けなし 否定がたまらない」 だったと思うのです。

あっ!! で、 先にかいた、 ´一番では?´ の話ですが、

大学の先生が話していただいた後、 母は事あるたびに 笑いながら言うようになったんです。

「あんた うまい事隠していたな」・・・・と。

笑い事ではないし、

母からの「うまい事」って言葉は、まっすぐ立ってられないくらい ショックな言葉で、心はその度怒りや悲しみでいっぱいになっていました。(顔はいつも 今までしてきたように 何事もないように微笑みながら・・・・)

うまい事隠していたのではなく、どんなに訴えたくてもできなくて、笑顔でいるしかなかったのですから・・・・


大学の先生に話してもらった後も、やはりどんなに辛くても 笑顔で生活するしかない生活だったんですよね。
一瞬の笑顔も出せないくらい追い詰められた生活で、微笑み所ではなかったのですが、そうする事でしか、その場で生活する事を許されない環境。

そんな事を何一つ知らない母から

「うまい事・・・・」と言われるショックとむなしさ。

うまい事ではなく、´そうせざるを得ない状態に追い詰められたんだよ うまい事とか そんな事言っていられる状況ではない´と訴えたいのですが、伝わらない事が分かっていたので何も言えない葛藤で苦しんでいました。。

ほんと無茶苦茶苦しかったです(>_

これが 一番かも?と書いた理由なんですよね。

あっ それでこれは前書いた気がするのですが、大学の先生から母に

「娘さんから 相談されている悩みの事で・・・・」

と電話があった時、

何でそ んな事で貴重な時間をとられ 出向かなくてはいけないんだと怒鳴られながら 

「悩み? あんたに悩みなんてないやろ? (悩みなんて) あるはずないやろ、そんなもん。どうせあるとしても、心理学やっていきたいとか言う、しょうもない悩みぐらいやろ」

そんな言葉を母にまくし立てていました。

 *注* 母に何も話せない日々だったのですが、話の端々で、心の苦しさから´心理学を勉強したい´それに関する仕事も出来るならばやっていきたい´そんな 話を 母にポツンとした経緯があります

母は、当然聞く耳持っていませんでしたけどね。 (母は  私は公務員か教員等 名のある専門職になる事以外は 許さない人でしたから・・・・)


今思うに、

子どもの先生が電話までしてきて、心配はしないんだろうか?
母親なら、今まで子どもの様子に気づけていなかった自分に ビックリして あれこれ、思い悩まないもんなんだろうか?
母にもいろんな悩みがあると思うのだけど、だから子どもにも 当然悩みが存在するという想像力はないんだろうか?
そもそもどうして、子どもに悩みがないと考えてしまうんだろ?
子どもは、母以外の意志は持ってはいけないという事だろうか?
それに(そもそも)大学生の子が 進路に悩み、母と違う方向で苦悩するのは 立派な悩みだと思うのだけど、それが どうして しょうもない事と取られてしまうんだろ?

もし私の娘の先生から、詳しい内容が分からない電話があったならば 、私なら 心臓が破裂するくらいビックリし、心配になると思うののだけど・・・
そんな風にどうして母はならないんだろうか???

いろんな「????」だらけなのですが、

とても悲しい事に、先生が病気の説明してくださっている間も その内容には 母は一切答えず(私が ずっと思っていた事なのですが、母の心には 訴えって何も とどかないんですよね 母の一方的な意志しか存在しない・・・)

「心理学では 食べていけるんですか? 心理学の ちゃんとした仕事があるんですか?」

そんな質問に始終していたそうなのです。

 やっぱ 当時の私が 母に病気を打ち明けられなかった方が正常ですよね。(>_

世の中には

素直になれない
正直に話せない
心を許せない
いい格好しい


そんな事で 自分を卑下してらっしゃる方 多い気がしますが、自分のせいではなく、自分の周りにあった環境がそうだったかもしれないですよね。

自分で自分を責めるのはよしましょうね。

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